New Relic Query Language(NRQL)は、New Relicのデータを照会するためのSQLに似たクエリ言語です。New Relicの組み込みチャートやダッシュボードで使用されるものと同じクエリ言語を使用できるため、チームに必要なビューやアラートを構築できます。
NRQLの使用方法を紹介するビデオを見て、ダッシュボードからクエリを見つけ、クエリビルダーで修正する方法を学びましょう。句と関数のリストやクエリの例など、クエリの詳細については、NRQLリファレンスを参照してください。
NRQLを使ってできること
NRQLを使って以下のことを行えます。
- トランザクションのスループット、エラー率、レイテンシの経時変化を示すチャートを作成する
- トラブルシューティングやビジネス分析目的で特定の質問に答える
- 関連する特定のイベントや属性をクエリで照会し、パフォーマンスの問題を調査する
- メトリクスが閾値を超えたときに通知されるNRQLベースのアラートを設定する
- NerdGraph APIなどを使用して、New Relicのデータに対するAPIクエリを実行する
NRQLは、基本的なクエリ(イベントデータを行単位でそのまま取得するクエリ)にも、ユーザーがサイトやアプリケーションとどのようにやり取りするかに基づくファネルなど、計算結果を求めるクエリにも使用できます。
ヒント
New Relicでは、New Relicプラットフォームのチャートやダッシュボードを機能させるために内部でNRQLを使用しています。同じクエリ言語をユーザーも使用できます。
クエリで照会可能なデータタイプ
NRQLを使用すると、以下のようなほぼすべてのタイプのテレメトリデータをクエリできます。
すべてのNew Relic製品からのイベントデータ。例:
- などのAPMイベント
Transaction - などのブラウザ監視イベント
PageView - などのモバイル監視イベント
Mobile - などのインストラクチャイベント
ProcessSample - Syntheticsイベントの例
SyntheticCheck - イベントAPIによってサポートされるもののようなカスタムイベント
- などのAPMイベント
Metricデータタイプ(Metric APIによりレポートされるメトリクスおよび、そのAPIを使用するデータソース)Spanデータタイプ(ディストリビューティッド(分散)トレーシングデータ)Logデータタイプ(ログ管理機能からのデータ)
ヒント
モニタリング対象エンティティ間の関係など、一部のデータは NRQL を介して利用できませんが、NerdGraph APIを介して利用できます。
NRQLを使用できる場所
NRQLはプラットフォーム全体で利用できます。

各New Relicページの下部にあるQuery your dataドロワーからクエリビルダーにアクセスして、クエリの実行やカスタムチャートの作成が可能です。
プラットフォームのクエリビルダーから、NRQLクエリを実行できます。このNRQLクエリでは、エンティティ名別にファセットしたディストリビューティッド(分散)トレーシングのスパン数が表示されます。
NRQLベースのアラートは、New Relicの主要なアラートタイプです。作成するには、one.newrelic.com > All capabilities > Alerts > Alert conditions (Policies) > (select a policy) > Add a conditionに移動し、NRQLをクリックしてから、Next, define thresholdsをクリックします。

NRQLは、NerdGraph APIでも使用できます。これにより、UI上で実行できないクロスアカウントクエリや非同期クエリを実行できます。
NRQLクエリの構造
NRQLでは、句を組み合わせた構造化された構文を使用します。過去1時間のすべてのトランザクションをカウントするには、次のようにNRQLクエリを記述します。
SELECT count(*) FROM Transaction SINCE 1 hour ago使用できる句の一覧は以下のとおりです。
SELECT function(attribute) [AS 'label'][, ...]
FROM data type
[WHERE attribute [comparison] [AND|OR ...]][AS 'label'][, ...]
[FACET attribute | function(attribute)]
[LIMIT number]
[SINCE time]
[UNTIL time]
[WITH TIMEZONE timezone]
[COMPARE WITH time]
[TIMESERIES time]NRQLが従うルールを以下に紹介します。
NRQL rule | 詳細 |
|---|---|
必須の値 |
|
クエリ文字列のサイズ | クエリ文字列は4KB未満でなければなりません。 |
大文字と小文字の区別 | データタイプ名と属性名では、大文字と小文字が区別されます。NRQLの句と関数では、大文字と小文字は区別されません。 |
文字列の構文 | NRQLでは、文字列をシングルクォーテーションで囲みます。構文の例は以下のとおりです。 |
非標準カスタムイベントと属性の名前 | デフォルトでレポートされるイベントの名前には、英数字、コロン( |
データタイプの型強制 | データ型「強制」はサポートしていません。詳しくはデータタイプの変換を参照してください。 |
詳細については、NRQLリファレンスを参照してください。クエリの作成に役立つ情報が記載されています。
次のステップ
- NRQLの仕組み(クエリの実行、データの鮮度、制限)
- NRQLを使用したチャートとダッシュボード(クエリ実行結果の可視化)
- ガイド付きNRQLチュートリアル(新規ユーザー向けの演習形式のガイド)
- NRQLリファレンス(構文、句、関数の詳細)